休校の今、家にいるお子さんにお手伝いをスタートさせるキッカケに、この本をオススメします。
子どもを叱らないですむ毎日のルール
~「男の子6人いても、家がピッカピカ」な大家族・牧野家の教え~
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【この本との出会い】
私は、もともとテレビが不定期に放送する「大家族スペシャル」が好きでした。
ですが、本屋さんで手にしたこの本は「男の子6人」!!
旦那さんと男の子6人の中で、唯一の女性、由希子ママ。
さぞかし、毎日、キーキー大声で子供たちの行動を押さえつけているかと思いきや、そうでもありませんでした。
こんな方にオススメしたい書籍です。
①子どものお手伝いをスタートさせたい人
②自分らしい子育て方法を探している人
③「我が家のルール」と作りたい人
④今より、叱る回数を減らしたい人
著者・牧野由希子さんのプロフィールと、書籍の目次の中から、私が納得&実践できた子育てを、4つご紹介します。
【著者・牧野由希子さんのプロフィール】
1967年生まれ。神奈川県在住。子育てアドバイザー。
自営業の父と専業主婦の母の元で、3歳ずつ離れた兄と弟に挟まれて育つ。
名古屋の服飾専門学校を卒業し、東京のアパレル関連企業にパタンナーとして勤務。
24歳のときに転職し、その会社で現在の夫と出会い、25歳で結婚。
現在は、子育て支援の公演活動をするかたわら、専業主婦として男子6人を育てている。
引用元:著者・牧野由希子(2011年出版)『子どもを叱らないですむ毎日のルール』扶桑社(全242ページ)
【①子育ては、大人の都合でやって当たり前】
「転勤で引っ越し」「お金がなくて私立にいけない」、などというのは、よくある話です。
それは子どものせいではなく、どう考えても親の都合ですよね。
引用元:著者・牧野由希子(2011年出版)『子どもを叱らないですむ毎日のルール』扶桑社(61ページ)
「子育ては、大人の都合でやって当たり前」の目次を読んだとき、私はホッとしました。
それまでは、「子どものために、絵本を読んであげないといけない」、
「お母さんはいつも、笑顔でないといけない」
「休みの日は、子どもを公園で遊ばせないといけない」
などと、自分の決めたことが実行できず、苦しんでいました。
ですが、この書籍を読んで、
「お母さんがお仕事で疲れているときは、絵本を読んであげられないときもある」
「できるときだけ、読んであげればいい」
「毎日、読むのではなく、月に1回、週に1回、できるようにしていくだけで、いいかもしれない」
と、思えるようになりました。
【②お手伝いの仕上がり具合は、ママの60%程度で十分】
あくまで、子どもですから、当然ながら、ママと同じことが100%できるわけじゃありません。
それでも、子どもの手によって家事の60%程度を済ませてあれば、その後でママがフォローするとしても、ゼロからやるわけではないので、格段に楽になります。
引用元:著者・牧野由希子(2011年出版)『子どもを叱らないですむ毎日のルール』扶桑社(119ページ)
私の子どもたちも、上の子が6歳、下の子が4歳の頃に、洗濯物をたたむお手伝いをスタートさせました。
最初はもちろん、服を折り曲げているだけで、かわいいもんです。
たたむ服は、自分のものだけ。
たたんで自分の引き出しに入れるところまで、1つのお手伝いの流れとして教えました。
①洗濯物をたたむ
②たたんだ服を自分の引き出しにしまう
この2つが出来たら、おてつだいシールを1枚、渡しました。
それを、おてつだい台帳に貼ります。
おてつだいシール1枚につき、10円換算で、自分の好きなお菓子やおもちゃを買うことが出来ることにしました。
今では、洗濯物をたたむとき、新しいたたみ方がひらめいたら、私に教えてくれるようになりました。
【③使途不明金があれば、おこづかいの増額はナシ!】
たとえ わずかな金額のおこづかいであっても、(おこづかい帳の)使途不明金は1円でも許されないのが、我が家のルールであり、子どもたちにとっては、お金について学ぶよい機会となっています。
引用元:著者・牧野由希子(2011年出版)『子どもを叱らないですむ毎日のルール』扶桑社(154ページ)
この書籍を読みながら、私は自分で「我が家のルール」を考えることができました。
私の子どもたちは、おてつだいシールで、お菓子やおもちゃを買うことにしました。
1つ、お手伝いをするごとに、1枚(10円)シールがもらえます。
洗濯物をたたんで、自分の引き出しに入れるお手伝いをすると、シールが2枚もらえます。
毎日、このお手伝いをすると、2×30(日)=60枚のシール。600円相当になります。
【④お年玉の金額は、正月の発表会のデキで決まる】
新年は、お正月の弾き初め大会で幕が開きます。
具体的には、親戚がたくさん集まるお正月を利用して、それぞれの子どもたちが特技やがんばっているお稽古事を披露します。
披露するのは、歌謡曲や詩吟やダンス、ピアノでもバイオリンでも なんでもあり。
その発表のデキ次第で、お年玉の金額が決まってくるので、子どもたちも必死です。
引用元:著者・牧野由希子(2011年出版)『子どもを叱らないですむ毎日のルール』扶桑社(193ページ)
子どもが6人もいれば、発表会もそれらしくなりますが、私の子どもは2人です。
それに、お正月に親戚が、同じ時間に集まることがないので、「我が家のルール」を作りました。
それは、お年玉を受け取るとき、発表するのです。
「4月には、○年生になります。去年は、○○をがんばりました。今年は、○○をがんばります」
すると、お年玉をあげる大人の人も、子どもの年齢がわかるし、子どもとの話のキッカケになります。
恥ずかしがりやの下の子は、人前で、自分のことを話す良い訓練にもなっています。
【まとめ】
新型コロナウイルスの影響で休校の今こそ、授業再開まで十分な時間があります。
子どもが「やりたい!」って言ってくれる時があったら、チャンスです。
私は子どもが未就学児で、「お母さん大好き!」の頃から、お手伝いをスタートさせました。
「大人の人が、ご飯を作ったり片付けたりするのではないよ」
「家に住んでいる みんなが協力して家のお仕事をするんだよ」
と、日々、言い聞かせています。
このことは、「男だから仕事、女は家事」というような考えから、「個性を大切に」したいというのもあります。
自分の出来ることが、家の中でも役立つように。
私は、この書籍を読んで、子どもがお手伝いできる基本を学ぶことができました。
やっぱり、お母さんは子どもを叱るより、お手伝いしてもらって笑顔でいられたらいいですもんね。
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